こんにちはまっつーです。
新しい一万円札の肖像画が決定しましたね。
はい、「渋沢栄一」氏です。
本格的に変更になるのは、2024年らしいので、
実際の渋沢栄一を拝めるのは、あと5年後のことになりそうですが。
今日はその渋沢栄一さんが何をした人なのかを自分の勉強も含めてご紹介したいと思います。
私の記憶では、近代資本主義の父!と呼ばれており、いくつか主要な会社や銀行などを
作ったすごい人というざっくりな印象でしたが、やはりこの方相当凄まじい方でした。
正直どれからどの程度ご紹介しようか迷うほど数々の功績を残されてます。
一言でいうと、
武士と官僚と商売人と教育者、社会活動家を一つの人生で行った方です。
倒幕派から一変、最後の将軍慶喜の家臣へ
幕末の志士たち過ごし、あの坂本龍馬もなまんだことで知られる北辰一刀流の使い手でした。
元々天皇を尊重して当時の実験を握っていた徳川幕府を倒せ〜!!!と、
いう思想を持っており、倒幕派一番手の長州(現在の高知県)と手を組んで、
いざ戦争、暴動を起こそうとする直前まで行きましたが、
身内の強い説得で断念。。
お家柄的に危ないやつ扱いを避けるべく故郷を離れた後は意気消沈してしまいます。
そこで知り合いの紹介でつかえたのが最後の将軍徳川(一橋)慶喜でした。
欧米諸国で学び、株式会社制度を実践
慶喜に使えた後は、フランスのパリ万博に出向いたり、ヨーロッパを回りました。
各地で先進的な産業・軍備を見て回り、非常に感銘を受けます。
しかし、当時使えていた幕府の要人パリへ留学中に幕府が終了してしまったので、
強制送還となりました。
この時に学んだ株式会社制度がのちに生きてきます。
またまた一変、大蔵省に入省
早速、ヨーロッパで学んだ株式会社制度を生かして、それまで借り入れていた借金の返済や
静岡に今でいう商工会議所に当たる商法会所を設立しましたが、
ここでも、後に総理大臣歴任や早稲田大学を作った大隈重信に猛烈に説得され大蔵省に入省します。
現在のみずほ銀行設立
しかし、大蔵省に入省した後大久保利通や大隈重信と意見が対立し大蔵省を辞任します。
その後大蔵省時代に着手していた銀行設立が完成し、第一国立銀行の頭取に就任しました。
設立した銀行はこれだけではなく、七十七国立銀行や多くの地方銀行を設立してます。
どうやってこんなたくさん銀行を設立できるのでしょうか。。笑
歴史に名を刻む企業、大学を次々に設立
それ以降、現代にも燦然と輝く大企業、有名大学を次々に設立していきます。
具体的には。。。
東京瓦斯、東京海上火災保険(現:東京海上日動火災保険)、王子製紙(現王子製紙・日本製紙)、田園都市(現:東京急行電鉄)、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、麒麟麦酒(現:キリンホールディングス)、サッポロビール(現:サッポロホールディングス)、東洋紡績(現:東洋紡)、大日本製糖、明治製糖、澁澤倉庫など、多種多様の企業の設立に関わり、その数は500以上といわれています。
500以上の企業を設立するって月一で設立するだけでも大変なのにそれぞれが今の日本を代表する会社に成長していることがさらに凄すぎます。
今のソフトバンクを毎月立ち上げているようなもんです。笑
「論語と算盤」
晩年自身の著書「論語と算盤」を書いてまして、以下のような言葉を残しています。
「富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。」
要は、「お金をモチベーションは何かといえば、人の道から外れない道徳心です。正しい道徳心から生まれたお金でなければ、そのお金は長続きしません。」といった感じですね。
他にも自分の為ではなく社会の為。と、自分を犠牲にして社会の役に立つことが大事と書いています。
まさに政治家、事業者の鏡ですね。
現代でいうと、松下幸之助や稲盛和夫のような人が政治も学校もいった感じでしょうか。
時代の変革期ということももちろんですが、
それ以上に渋沢栄一の強い理念によって、時代が動いたようさえ見えます。
かっこいい先人やかっこいい大人の背中を見ることで、自分も高みを目指せるようなります。
あなたもこの方々に負けないように今を生き抜いてみませんか。
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